時系列メモが増えてくると、いざ相談するときに「どこから見せればいいのだろう」と迷います。そんなときは、記録をきれいに作り直すのではなく、相談の入口になる一ページを用意してみてください。詳細を削るためではなく、相談相手が最初に全体像をつかむための紙です。
この記事の要点
- 最初の相談では、全記録ではなく全体像が分かる1ページが役立ちます
- 困っていること、代表的な出来事、影響、手元の資料、相談したいことを順に書きます
- 細かな記録は別に残し、1ページには要点だけを置きます
- 書けない項目があっても、空欄のまま相談を始めて大丈夫です
結論:5つの見出しだけで、相談の入り口を作る

一ページには、次の5項目を短く書きます。空欄があっても構いません。事実と、自分が今回相談したいことを分けると、話す順番が見えやすくなります。
- いま困っていること:例「上司からの強い叱責が続き、出勤前に動けなくなる」
- いつから・どのくらい:例「2026年6月ごろから、週に数回」
- 代表的な出来事:日付順に2〜3件だけ
- 手元の資料:メモ、メール、会議予定、受診記録など
- 相談で知りたいこと:社内相談の進め方、外部窓口、休む方法など
代表例は「一番つらい日」だけでなく選ぶ
印象が強い一件だけでは、経過が伝わりにくいことがあります。最初の出来事、繰り返しが分かる出来事、今の困りごとにつながる出来事を一件ずつ選ぶと、流れを説明しやすくなります。細かな日付や発言は、別の時系列メモに残しておきます。
資料は番号で結び付ける
一ページに資料を全部貼り込む必要はありません。「No.2の出来事:業務チャットあり」「No.3の出来事:会議予定あり」のように書いておくと、必要になったときだけ確認できます。元のデータは編集せず保管してください。
話せなくなったときのためにも使える
相談の場で緊張して言葉が出なくなることはあります。一ページのメモを最初に渡す、または読み上げることで、説明を始めやすくなるかもしれません。総合労働相談コーナーでは、パワハラを含む幅広い労働問題について相談を受け付けています。記録が途中でも、相談を始められます。
きろくねでは、詳細な出来事を日時順に残しておき、必要なときに一ページの要点へまとめることができます。
よくある質問
- 1ページに収まりません。
無理に詰め込まず、代表的な出来事を2〜3件に絞ってください。詳細は別の時系列メモに残しておけば大丈夫です。
- 相談したいことが決まっていません。
「どうすればよいか知りたい」「社内に相談してよいか迷っている」と書くだけでも構いません。相談の中で選択肢を整理できます。
- 文章が苦手です。
箇条書きで十分です。日時、場所、言動、影響という見出しだけでも、相談相手が状況をたどりやすくなります。
出典・参考
きろくねは記録を助ける道具です。診断・認定・法的な判断は行いません。危険やつらさが強いときは、公的な窓口や専門家への相談もご検討ください。