責める、見下す、交友関係やお金を細かく制限するようなLINEが続くとき、まずはモラハラと断定することより、何が起きているかを自分が見失わない形にすることが役立つ場合があります。ただし、相手に見つかることで危険が増えるなら、記録を優先しないでください。
この記事の要点
- モラハラかどうかを今すぐ決めず、届いた言葉・頻度・生活への影響を分けて残します
- LINE本文だけでなく、生活費・外出・子ども・連絡の制限など、前後の出来事を短く結びます
- 端末を見られるおそれや暴力の不安があるなら、保存・取り込みを急ぎません
- DVが心配なときは、DV相談ナビから地域の相談先を探せます
メッセージと生活の出来事を分ける
届いた文面、日時、頻度を元のまま確認します。そのうえで、「生活費を渡されなかった」「外出をやめるよう言われた」「子どもの前で責められた」など、LINEの外で起きたことを別の出来事メモにします。文面の意味を決めつけず、見えることと自分への影響を分けます。
記録が安全かを毎回確かめる
端末を見られる、パスコードを知られている、取り込みや保存を知られると怒鳴られる・暴力につながるおそれがあるなら、その場では何もしないでください。スクリーンショット、TXTの保存、アプリへの取り込みは、すべて安全な端末と場所でできるときだけ考えます。
一人で証明しようとしない
資料が揃っていなくても、相談はできます。内閣府のDV相談ナビは、どこに相談すればよいか分からないとき、地域の配偶者暴力相談支援センターにつながる案内です。今すぐ危険を感じる場合は、記録を完成させず安全な場所へ移ることを優先してください。
見返す回数を減らす工夫
本文を何度も読み返す代わりに、「6月3日夜、人格を否定するようなLINE。画面保存あり」のような目印だけを置く方法があります。落ち着いてから、信頼できる人や相談先と必要な範囲を確認できます。
モラハラかを決める前に、繰り返しと自分への影響を整理する
つらい言葉を受け取ったとき、すぐに名称を決めなければならないわけではありません。どのような言葉が、どのくらいの間隔で続いたか、その後に自分がどう感じ、生活や仕事にどんな影響があったかを分けて振り返ると、相談の入口を作りやすくなります。
残すときの小さな手順
- メッセージで確認できる文言と日時を、前後関係とともに確認する
- 恐怖や不安、生活への影響は自分のメモとして率直に残す
- 危険を感じるときは、記録より安全な場所や相談先につながることを優先する
相手に見られるおそれがある端末では、記録を残すこと自体が負担や危険につながる場合があります。安全な方法は状況で変わるため、一人で抱えず支援先への相談も検討してください。
あなたが安全な端末を使え、記録を残すことを自分で選べる場合に限り、iPhone版きろくねを検討できます。選んだ記録と自分のメモを端末内で時系列に整理できますが、きろくねは安全を保証するものでも、診断・認定・法的な判断を行うものでもありません。
きろくねは記録を助ける道具です。診断・認定・法的な判断は行いません。
よくある質問
- これがモラハラか判断できません。
自分で名称や法的な評価を決める必要はありません。届いた言葉、頻度、生活への影響、安全への不安を分けて相談先に伝えてください。
- 相手に端末を見られます。
無理に保存・取り込みをしないでください。安全な端末や場所を使えないときは、相談先につながることを優先します。
- LINEの記録がなくても相談できますか?
できます。覚えている出来事や安全への不安を、話せる範囲で伝えてください。
出典・参考
きろくねは記録を助ける道具です。診断・認定・法的な判断は行いません。危険やつらさが強いときは、公的な窓口や専門家への相談もご検討ください。